幼なじみをやめるまで
私の理解できない所で盛り上がる3人に、不貞腐れた顔を向ける



「咲、あんた幸せなんだよ。この世にあんたを思ってくれる人が親以外にこんなにいるんだからさ」


頭を撫でられながら言われても、一人蚊帳の外感が抜けない。



「咲は知らなくていいコトだから」

潤も加わる。




「もぉ!二人ともやめてよ。髪の毛クチャクチャじゃない」



グチャグチャになった髪を見て、パシンと手を払ってくれた千裕は、まだ怒ってる顔をしているし
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