幼なじみをやめるまで
私の軽い睨みも全く関係ない様子で、ケタケタ笑い続けている。
ーーどうやら一筋縄ではいかないらしい。
そんな加奈子が、急に真面目な顔に変わった。
その豹変ぶりに、私が戸惑っていると、
「こんにちは、入部希望の広瀬加奈子です」
キビキビと頭を下げる加奈子の視線の先には、制服を着た3年生が立っていた。
「こんにちは。他の子達も集まってるから、中へどうぞ」
「ありがとうございます」
90度に腰を折ってお辞儀をする加奈子の横で、とりあえず私も頭を下げる。
私たちの前をゆっくりと通りすぎる3年生。
ーーどうやら一筋縄ではいかないらしい。
そんな加奈子が、急に真面目な顔に変わった。
その豹変ぶりに、私が戸惑っていると、
「こんにちは、入部希望の広瀬加奈子です」
キビキビと頭を下げる加奈子の視線の先には、制服を着た3年生が立っていた。
「こんにちは。他の子達も集まってるから、中へどうぞ」
「ありがとうございます」
90度に腰を折ってお辞儀をする加奈子の横で、とりあえず私も頭を下げる。
私たちの前をゆっくりと通りすぎる3年生。