幼なじみをやめるまで
「咲、県大会行ってるんだあ。じゃあ、第1段階は余裕で通過だね。私なんて地区予選止まりだから心配」
急に肩を落とす加奈子と共に、列の最後に並ぶ。
遥か前の方にはさっき挨拶した早瀬先輩が他の先輩たちとエントリーシートの審査をしていた。
第1の『ふるい』にかけられた子達の表情はそれぞれで、明るく笑顔の子もいれば、泣き出す子もいた。
徐々に前に進むにつれて、加奈子の口数も減ってきた。
「咲はいいなぁ。実績十分じゃない。私、入部できなかったら高校生活今日で終わりだよぉ」
真剣に半泣きの加奈子
「高校生活終わりって、まだ入学式終わったばっかだよ?」
「何言ってんの!私がこの学校に来たのはバスケが、したかったからなの!バスケが、できないなんて有り得ない」
急に肩を落とす加奈子と共に、列の最後に並ぶ。
遥か前の方にはさっき挨拶した早瀬先輩が他の先輩たちとエントリーシートの審査をしていた。
第1の『ふるい』にかけられた子達の表情はそれぞれで、明るく笑顔の子もいれば、泣き出す子もいた。
徐々に前に進むにつれて、加奈子の口数も減ってきた。
「咲はいいなぁ。実績十分じゃない。私、入部できなかったら高校生活今日で終わりだよぉ」
真剣に半泣きの加奈子
「高校生活終わりって、まだ入学式終わったばっかだよ?」
「何言ってんの!私がこの学校に来たのはバスケが、したかったからなの!バスケが、できないなんて有り得ない」