幼なじみをやめるまで
「はい。よろしくお願いします」
震える手でエントリーシートを手渡す。
ドクンドクン……
「………佐田さん。ごめんなさい。入部は許可できないわ」
エントリーシートを受け取ったその先輩は、わずか数秒で私にそう告げた
「えっ?」
「入部は許可できないの。これからは、応援する立場でよろしくね」
そう言って「次の人こっちへ」と手を上げた。
「ま、待って下さい。な、なぜ、ダメなんですか?
私、中学ではずっとレギュラーだったし、県大会にも行きました。3ポイント成功率は一番高かったんです」
震える手でエントリーシートを手渡す。
ドクンドクン……
「………佐田さん。ごめんなさい。入部は許可できないわ」
エントリーシートを受け取ったその先輩は、わずか数秒で私にそう告げた
「えっ?」
「入部は許可できないの。これからは、応援する立場でよろしくね」
そう言って「次の人こっちへ」と手を上げた。
「ま、待って下さい。な、なぜ、ダメなんですか?
私、中学ではずっとレギュラーだったし、県大会にも行きました。3ポイント成功率は一番高かったんです」