幼なじみをやめるまで
「千裕、ちょっと頭冷やしなよ。咲がいいって言ってるんだから。
咲、冷やさなくて大丈夫か?」


「うん。そんなに強くなかったから」



「あっそ」と言って未だに頭から湯気が出ている千裕の頭をパシンと叩くのは、潤(じゅん)




潤と千裕、そしてその隣の舞子と私は小学校からの付き合い。


まぁ、公立中学に通ってるから他にも同じような子はいるんだけど

私達4人は、舞子の言い方を借りると波長が合うらしく卒業する今日まで、何かと言えば4人で行動した。
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