君と、世界の果てで


ぼんやりしていると、コートの袖をちょんちょんと引っ張られた。



「翼さん、崇文が翼さんのうちで、打ち上げやろうって」



深音がいつもの綺麗な顔で微笑んだ。



「マジかよ……まぁ、良いけど」



大丈夫だ。


俺には仲間がいる。


守るべき物もある。


負けはしない。


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