君と、世界の果てで
第五章





あの日は、雪が降っていた。




雪と同じ、はかない白さを持つ君。




君の秘密を、1つ知って。




離れないように、必死に抱きしめた。




あのぬくもりは、嘘じゃなかったと。




今なら、言えるのに。




俺の、たった1つの真実を。




もう一度、君に届けたい。




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