君と、世界の果てで


「いや、お前が一番可愛いなと思って見てた」


「はい!?」



俺はボケたつもりだった。


しかし、普段全くそういう事を言わないので、ボケとして通用しなかったらしい。


深音は赤くなって、何言ってんの!と俺の背中を叩いた。


まぁ、嬉しそうだからいいか。


気づけば、ロリータ娘たちが、ヒソヒソと俺達をバカップルだと罵っている。


深音もそれに気づき、そそくさと店を後にした。


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