君と、世界の果てで
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あなたの声が聞こえない

あなたの鼓動が聞こえない


ずっと助けてと叫んでるのに

あたしを愛するって誓ったじゃない


あなたの手が、指が、ここになきゃいけないのに


早く抱き上げてよ


冷たい冷たい氷の朝

冷たい冷たい雪の夜

いつだって温められるのを待っているの

ずっとずっと待っているのに

あなたは近づいてさえくれない

寒さが増すばかり



あなたに会えた時、わかった

あなたに触れた時、感じたの


あたしの誓いもこの涙も、あなたのものなのに


早く中に入って


冷たい冷たい氷の朝

冷たい冷たい雪の夜

いつだって温められるのを待っているの

ずっとずっと待っているのに

あなたは近づいてさえくれないから

あたしが会いにいくわ

この厚く覆われた氷を砕いて


冷たい冷たい氷を削って

冷たい冷たい雪を溶かして

あなたの胸に飛び込むから


好きにしてちょうだい

好きにしてちょうだい


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