君と、世界の果てで


深音は曲の最中、観客と一緒に飛んだり跳ねたりしても、平気な顔をしている。



煽られた観客達は、地を揺らし、振り上げた拳で、天を突いた。



それは彼女を蝕むのではなく。



むしろ、生きる力に変わっていくのだと。



俺だけは、信じよう。


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