君と、世界の果てで


俺はまだしも、あれだけ弱ってしまった深音に、何もしなければいいが。



「やべ……」



練習しながらぼんやり考えていたら、すぐ夕方になってしまった。


あっけない、紗江との最後の事。


何をするかわからない、智の事。


さぁ、気持ちを切り替えて、準備をしなくては。



今からは。



ライブの事と。



お前の事だけを思うよ。



深音。



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