君と、世界の果てで
「あーーーーーーー!!」
NEVERのストロベリーブロンド、つまり赤髪のHIROがこっちを指差して突然叫んだ。
ちなみに、深音は『ワンピ○ス』も好きだ。
シャンク○のことを、『ストロベリーブロンドって言い方が、最高に可愛い』と賞賛していた。
そんな冗談を言っている場合じゃない。
HIROがずんずんと、こちらに向かってくる。
深音は自分の視線に気づかれたのだと思って、身構えた。
しかし……
「WORLDS ENDの深音ちゃんだ!!
すげーっ、本当に生きてるんだ!!」
「はい……?」
「いや、すっげー綺麗だから、CGかと思ってた!!
俺はNEVERのHIROだよ!お見知りおきを!」
HIROは人懐っこい顔でニコニコ笑いながら、深音の手を強引ににぎって、握手を成立させていた。