秘密の仕事



殴りかかってくるオジサンを躱し続ける。





私だって、伊達に毎日泥棒してないわよ…





自慢できることじゃないけど、少しくらい戦える!





そう思ったのも束の間、オジサンは意識のない和斗の首に手を当てた。





「!何を…」





「大人しくしろ。さもないとコイツ、殺すぞ。」





…本気だ…





仕方なく私は捕まって、縄で縛られた。





「フン、貧乏人の家なんざ襲うからこんなことになんだよ。」





…悔しい…和斗…





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