迷子の殺人鬼
少女は恋に恋をする
高2のいつか。
季節は、もう忘れてしまった。
思えば、ここから私は既に堕ち始めていたのかもしれない。
初めての、彼氏が出来た。
あの頃の私は、お世辞にも可愛いとは言えなかったと思う。
今でもぽっちゃりだが、あの頃はまだ、
魅せ方等知らなかった。
化粧も、自分に似合う服も。
幼稚園生の「○○ちゃん好き~♡」
以来、男の人に好きだなんて言われた事は無かった。
言われた時は正直、嬉しいよりも疑う気持ちの方が大きかったのではないだろうか。
そんな訳はないと思ったし、私は彼が好みではなかった。
しかし不思議なもので。
好き好き言われていると、こちらも好きになる事がある。
付き合う前にデートはしたっけ?
あまり憶えてない。
多分、何度かカフェに行った程度だろう。
ひと月程、毎日の様に「好き」というメールをもらい続け。
私は落ちた。
季節は、もう忘れてしまった。
思えば、ここから私は既に堕ち始めていたのかもしれない。
初めての、彼氏が出来た。
あの頃の私は、お世辞にも可愛いとは言えなかったと思う。
今でもぽっちゃりだが、あの頃はまだ、
魅せ方等知らなかった。
化粧も、自分に似合う服も。
幼稚園生の「○○ちゃん好き~♡」
以来、男の人に好きだなんて言われた事は無かった。
言われた時は正直、嬉しいよりも疑う気持ちの方が大きかったのではないだろうか。
そんな訳はないと思ったし、私は彼が好みではなかった。
しかし不思議なもので。
好き好き言われていると、こちらも好きになる事がある。
付き合う前にデートはしたっけ?
あまり憶えてない。
多分、何度かカフェに行った程度だろう。
ひと月程、毎日の様に「好き」というメールをもらい続け。
私は落ちた。
< 1 / 26 >