天国のマシュに会いたい
マシュは痙攣しながら移動する。

階段の手前まで移動して横たわった時には両足が引きつっているように見えた。

私は少々この間とは様子が違っておかしいぞと思った。

マシュは起き上がるとリビングへ足を引きずりながら戻っていく、戻りながら私の方を振り向いて何かを訴えるような目で見ながら階段を下りていく。

そのマシュを私はメモを取りに来たことなど忘れて急いで追いかけた。

いったい、どうしたのだろう。

リビングへ下りたマシュは最初部屋の片隅で左足を痙攣させながら横たわっていて、私は少しの間ようすを見ていた。

私は何もできずに、擦ってやろうと近づくと、マシュは、ひょこひょこと変な歩き方で移動する。

そして両足を投げ出して、腕を
「チュパ、チュパ、・・・」
と吸っている。

そのうちに這うようにして移動し始め
「ニャオン、ニャオン」
と大声で鳴いては、腕を
「チュパ、チュパ・・・」
と吸いながら、時々私を見つめるのだが、その表情が非常に苦しそうな感じである。




これは、おかしいと私は感じた。
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