天国のマシュに会いたい
左足の切断そしてマシュの最後
翌日の朝、千恵子には、いつもよりも早く起きてもらって、九時前には病院に着くようにマシュを連れて出た。
病院に到着して先生に二日続けて大量に出血したことを話すと先生は血液検査を行い
「かなり体内の血が減っています。このままでは、血が無くなって死んでしまいますね。もうこれ以上は待て無いでしょう。今日の午後、緊急手術をしましょう」
「麻酔を、最小限に控えて、一気に切り落とすしかありません。本当は足を切り落とす時には、それなりの手術なので充分な全身麻酔をしなければいけませんが、この猫ちゃんは充分な全身麻酔を行なうと、そのまま死んでしまう可能性が大きいので、麻酔をできるだけ軽くしなければいけません」
「ただし、それでも死ぬ危険性はありますから覚悟して、了承しておいて下さい」
「麻酔を極力抑えるので、麻酔がきれてからの痛みや苦痛が相当あると思いますが、致し方ありません」
と説明されて、夕方、千恵子に連絡するので、迎えに来るように告げられた。
やはり不安は的中した。
前々から予測されていたとはいえ、ついに左足をすべて切り落とさなければならない。
次から次と、難関が待ち受けている。
マシュの試練が続いてゆく・・・
病院に到着して先生に二日続けて大量に出血したことを話すと先生は血液検査を行い
「かなり体内の血が減っています。このままでは、血が無くなって死んでしまいますね。もうこれ以上は待て無いでしょう。今日の午後、緊急手術をしましょう」
「麻酔を、最小限に控えて、一気に切り落とすしかありません。本当は足を切り落とす時には、それなりの手術なので充分な全身麻酔をしなければいけませんが、この猫ちゃんは充分な全身麻酔を行なうと、そのまま死んでしまう可能性が大きいので、麻酔をできるだけ軽くしなければいけません」
「ただし、それでも死ぬ危険性はありますから覚悟して、了承しておいて下さい」
「麻酔を極力抑えるので、麻酔がきれてからの痛みや苦痛が相当あると思いますが、致し方ありません」
と説明されて、夕方、千恵子に連絡するので、迎えに来るように告げられた。
やはり不安は的中した。
前々から予測されていたとはいえ、ついに左足をすべて切り落とさなければならない。
次から次と、難関が待ち受けている。
マシュの試練が続いてゆく・・・