天国のマシュに会いたい
どうにかして水を飲まそうと試みてみたり、餌を食べさせようと試みてみたりしていた。
しかし、まったく受け付けてくれない。

痛みが軽くなるまで待つしかなかった。

翌日になって薬を飲ませる時に嫌がったが、昨日よりは簡単に飲ませられた。

水は飲み始めたが、まだ何も食べない。

ただでさえ痩せてきているのに、早く食べるようになってくれないと心配である。

このままでは、どんどん体重が落ちて体力が無くなる一方である。

まだ痛いのであろうか。

どのくらいの痛さなのだろうか。

人間のように喋ってくれないので分からない。

しかし夕方になって身体を撫でるというほどではないが、触れてみると引っかきにきたり、噛み付きにくる素振りは見せなかった。

どうやら痛みが軽くなってきているのであろうが、まだ何も食べない。

立ち上がれないので尿は自分でするが吸水シートの上にするしかない。

しかし自分で時々立ち上がろうとするので、もう少しの辛抱かも知れない。

翌日、薬を飲ませる時には、もうそんなには痛がらなかった。

あとは食事をしてくれればよいのだが・・・
< 151 / 220 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop