天国のマシュに会いたい
よく、ここまで回復してくれたものである。

本当に頭が下がる思いであった。




ありがとうマシュ・・・




翌日、マシュの薬をもらいに病院に行き、先生に三本足で歩き始めたのだと話すと
「そうなんですか。はやから残った一本の後ろ足で歩いてますか」
と驚いていた。

先生は
「これからは薬を取りに来るだけで、もう何かない限り診察の必要はありません。抜糸は、あと一週間くらい経ったら、いつでも来てください」
と言ってくれた。

あとは、もう少し食事をしてくれて、筋力を回復させるだけである。

病院から家に帰るとマシュは、この日ぐらいから結構食べ始めた。

抜糸が済み針金のような糸が取れると、もっと楽になるだろう。

これで、あとは右足の指先のミイラ化して、黒くなり、硬くなっている部分が落ちてくれるのを待てばよいのだ。

明日からは九月である。

あと一ヶ月ほどで、マシュが亡くなることなど、全然、想像もできずに、徐々に良くなるのを喜び、神のご加護に感謝しなければいけないと思っていた。
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