天国のマシュに会いたい
寝室のドアを開け放したまま、しばらくベッドで新聞を読んでいた私に
「カツ、カツ、カツ・・・」
とマシュの歩く音が聞こえてきたので、玄関にでも出てきたのだろうと思っていた。
その一、二分後
「カツ・・・カツ・・・カツ」
と音がして、一、二分、間をおいて
「カツ・・・カツ・・・カツ」
と歩く時とは違う間隔の音がする。
私は咄嗟にマシュが階段を上ってきているのではないかと思いベッドから身を乗り出して階段の方向を見た。
すると二階の階段の下り口から数段下にマシュが居て、身体は見えないが顔がこちらを見ている。
私は、まさか、ここまで上がってくるとは想像していなかったので驚いた。
マシュは、私が見ると同時に
「カツ・・カツ・・カツ」
と力を振り絞り、階段を上りきり、私のベッドに向かって
「カツ、カツ、カツ・・・」
とやってきて
「えへ」
という顔をして私を見ている。
「カツ、カツ、カツ・・・」
とマシュの歩く音が聞こえてきたので、玄関にでも出てきたのだろうと思っていた。
その一、二分後
「カツ・・・カツ・・・カツ」
と音がして、一、二分、間をおいて
「カツ・・・カツ・・・カツ」
と歩く時とは違う間隔の音がする。
私は咄嗟にマシュが階段を上ってきているのではないかと思いベッドから身を乗り出して階段の方向を見た。
すると二階の階段の下り口から数段下にマシュが居て、身体は見えないが顔がこちらを見ている。
私は、まさか、ここまで上がってくるとは想像していなかったので驚いた。
マシュは、私が見ると同時に
「カツ・・カツ・・カツ」
と力を振り絞り、階段を上りきり、私のベッドに向かって
「カツ、カツ、カツ・・・」
とやってきて
「えへ」
という顔をして私を見ている。