天国のマシュに会いたい
しばらく二階から階段の下を見下ろしていたが、やがて一階に向かって、とんとんとんと下りて行き始めたので、私はすぐにマシュのあとを追った。

一階の部屋も開けっ放しにしておいたのでマシュはリビングへ入って行った。

その時、他の二匹の猫は和室に居てリビングには居なかった。

マシュはソファに座ると毛づくろいを始め身体を舐め始めた。

私はマシュをそのままにして昼食の準備をして食べた。

その間にもマシュは動き回り、クロとミル用に置いてある餌を食べ、水を飲んだりしている。

午後になりマシュをそのままに私は小説を書き始めた。

ふと気がつくと、ミルやクロが餌を食べに来たり、水を飲みに来たりしている。

マシュは、どこへ行ったのだろうと思い捜してみると、和室の窓際に衣料を入れたボックスを積み上げていて、その上にタオルを敷いていつも他の二匹が利用している場所で寝転んでいた。

二匹の猫の匂いが染み込んでいる、その場所で寝転んでいた。

私は、もうそろそろ三匹を一緒にしても大丈夫かなぁと思った。

そして千恵子が帰ってくるまで、そのままにしておいたが三匹とも別々の場所で寝転んでいるのもあるが、いさかいは起きなかった。

どうやら、このままいけそうな気がした。

夕食が終わり、けっこう三匹が、あちらこちらと移動するが大丈夫であった。
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