天国のマシュに会いたい
しかし私は眠くて眠くてしょうがない。

頭まで蒲団をかぶりマシュをやり過ごそうとした。
そしてまた眠りにつく。

ところが、いったい何時かは分からないが、またもやマシュがやってきた。

いったいマシュは、いつになったら寝るのであろうか。

結局は、朝まで、そのような状態が続き、全然眠った気がしなかった。

千恵子も同様であった。

その日、前日と同じ様に、すべてのドアを開けっぱなしにしておいたのだが、私たち二人は一日中眠くてしょうがなかった。

しかしマシュは、前夜、ほとんど眠らずにいた筈なのに、日中もほとんど眠らずに、うろうろとしていた。

いったいマシュは、いつ眠っているのであろうか。

他の二匹に比べると明らかに眠っている時間が少ない。

クロは外へ出ている時間以外は、家の中では、ほとんど横になっているし、ミルなどは外に出ることもほとんどないので一日中、家の中で、ごろごろしている。

猫なのに、こんなに少ない睡眠時間で大丈夫なのだろうか。

なんとなく気になり心配であった。

その日の夜
今夜はマシュを一緒に連れて寝るのは、やめることにした。
まったく眠れないのである。
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