天国のマシュに会いたい
寝室には私と千恵子のベッドが引っ付けて並べられているのであるが、その私と千恵子のベッドに掛けてある蒲団と蒲団の間に隙間を作り、その隙間を頭の方から足元の方まで猫じゃらしを動かすと、必死になって捕まえようとする。
頭の方へ猫じゃらしを移動すると捕らえようと突っ込んでくる。
すると私は摑まるまいと急いで足元の方へ猫じゃらしを移動する。
移動した猫じゃらしをマシュは身体を翻すと、思いっきり追いかけてきて突っ込んでくる。
私は面白くて楽しくて、しょうがなかった。
毎晩、マシュを連れて寝室に行くのが楽しくて私の日課となった。
そんな日が毎日過ぎていくうちに、私が二階の寝室に上がる九時頃になると、マシュがリビングのドアの前で
「そろそろ、寝室へ行こうよ」
とでも言っているかのように、座って待つようになった。
そして私の顔を見つめるのである。
千恵子も、その様子を見て
「マシュが待ちょるで」
と私に寝室へ行くのを、せかすように言う。
私は腰をあげ寝室へ行こうとドアのノブに手をかける。
マシュは私の手を、じっと見ている。
そしてドアを開けると同時に私とマシュはリビングを出る。
頭の方へ猫じゃらしを移動すると捕らえようと突っ込んでくる。
すると私は摑まるまいと急いで足元の方へ猫じゃらしを移動する。
移動した猫じゃらしをマシュは身体を翻すと、思いっきり追いかけてきて突っ込んでくる。
私は面白くて楽しくて、しょうがなかった。
毎晩、マシュを連れて寝室に行くのが楽しくて私の日課となった。
そんな日が毎日過ぎていくうちに、私が二階の寝室に上がる九時頃になると、マシュがリビングのドアの前で
「そろそろ、寝室へ行こうよ」
とでも言っているかのように、座って待つようになった。
そして私の顔を見つめるのである。
千恵子も、その様子を見て
「マシュが待ちょるで」
と私に寝室へ行くのを、せかすように言う。
私は腰をあげ寝室へ行こうとドアのノブに手をかける。
マシュは私の手を、じっと見ている。
そしてドアを開けると同時に私とマシュはリビングを出る。