天国のマシュに会いたい
そんなものを食べる猫も初めてであり驚いた。

特に好物は大根葉であり、かじりつくようにしてパリパリと食べていた。

まったく変わった猫であったが外へ出さないせいも、あるのかも知れない。

他の二匹は外へ出た時に、よく雑草を食べて毛玉を戻していたので、その辺りに理由があるのだろうか。

ただしマシュは菜っ葉類を食べたからといって毛玉を戻すということも無かった。

だから本当のところの理由は分からなかった。

どうして菜っ葉類が食べたかったのだろうか。



中国人の女の子は相変わらずに、数日に一度はマシュと遊びに来るのであるが、だんだんと日が沈むのが早くなり、暗くなるのが早くなってきたので、早めに帰るように話をして、マシュと遊ぶ時間が少しずつ短くなっていった。

夜の九時を過ぎて私と寝室で遊ぶのも少し肌寒く感じるようになってきた。

そろそろ冬が近づいて来て寝室で遊べるのも、あと少しの間かなぁと感じる。

なぜならストーブを点けて部屋を暖めるのはリビングだけであり、寝室は寒いからである。

私は暇であったが、たまには仕事や買い物で出かける。

そんな時、マシュは出かける私に玄関までついてきて、見送りをしてくれるのである。

これも初めて経験する猫であった。
< 47 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop