天国のマシュに会いたい
冬から春へ
十二月になると、さすがに夜は冷え込むようになりストーブが必要な季節となる。
私は、そろそろ恒例の夜九時から寝室でのマシュとの遊びを断念しようかと考えていた。
マシュは少々の寒さは平気かもしれないが、私の方が身体が冷え切ってしまうからである。
十二月の初旬、夜の九時になると、相変わらずにマシュはリビングのドアの前で寝室へ行くのを待っている。
その日は寒かったので、今夜はマシュとの遊びを中止しようと思ったので千恵子に言った。
「寝に行くから、マシュを掴まえておいてよ」
秋まではテーブルだった所はコタツになっていた。
そのコタツに入っている千恵子のところへマシュを連れてゆき摑まえておいてもらった。
そうしておいて私は寝室へ行こうとリビングのドアを開けた。
その時である。
マシュは軽く摑まえていた千恵子の手を振り払って、ドアへ突進してきて、私の足元をすり抜けて行った。
そして階段の前で二階へ上がるのを待ち構えている。
私はマシュと二階へ上がろうか、どうしようかと迷ったが、その日は遊ぶにはどうしても寒く感じた。
私は、もう一度マシュを摑まえて抱き上げると、千恵子の所へ連れて行き
私は、そろそろ恒例の夜九時から寝室でのマシュとの遊びを断念しようかと考えていた。
マシュは少々の寒さは平気かもしれないが、私の方が身体が冷え切ってしまうからである。
十二月の初旬、夜の九時になると、相変わらずにマシュはリビングのドアの前で寝室へ行くのを待っている。
その日は寒かったので、今夜はマシュとの遊びを中止しようと思ったので千恵子に言った。
「寝に行くから、マシュを掴まえておいてよ」
秋まではテーブルだった所はコタツになっていた。
そのコタツに入っている千恵子のところへマシュを連れてゆき摑まえておいてもらった。
そうしておいて私は寝室へ行こうとリビングのドアを開けた。
その時である。
マシュは軽く摑まえていた千恵子の手を振り払って、ドアへ突進してきて、私の足元をすり抜けて行った。
そして階段の前で二階へ上がるのを待ち構えている。
私はマシュと二階へ上がろうか、どうしようかと迷ったが、その日は遊ぶにはどうしても寒く感じた。
私は、もう一度マシュを摑まえて抱き上げると、千恵子の所へ連れて行き