天国のマシュに会いたい
もう一人の遊び相手であった中国人の女の子は、寒くなったのと、日が短くなってきて暗くなるのが早くなり、以前は六時ごろまで遊んでいたのだが、だんだんと短くなり、この頃には、五時過ぎには、家に帰すようにしていたので、遊ぶ時間がずいぶんと減っていたのであった。

そして、あまりにも遊ぶ時間が短くなったせいか、学校が休みの日以外は、あまり来なくなった。


クロは寒くなっても相変わらず、時々外に出る。

昼間にクロを外へ出すときに、時折マシュもついて来て、玄関のドアから外の様子を垣間見る。

ドアを開けたまま外の庭の様子を見せていてやると、一歩、二歩と自分も出て行こうとする。

ミルも、たまには外へ出るので、外へ出していないのはマシュだけであり、何となく外へ出たそうであったが、外へ出すのを知佳に止められているので、出ようとすると、すぐに抱き上げて家の中に入れるのであった。

たまには外へ出してやりたい気もしたのであるが・・・

クロは、ずっとマシュと遊ぼうとしないのだが、ミルはマシュに慣れてくると、少しずつ遊んだり、舐めあったりするようになっていた。

私が夜、寝室で遊んでやらなくなると、マシュはミルを遊び相手にしようとする。

本来ミルは、あまり遊ばないのであるが、マシュが手を出してくるので仕方がなく相手をしている。
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