天国のマシュに会いたい
そしてマシュに
「もう、ここで、ずっと一生一緒に暮らせるなぁ・・・」
と話しかけるのであった。

連休が過ぎて間もなくすると、知佳が帰ってきた。

荷物も届いたが、ほとんど衣類と靴だけであり、そのほかの物はどうしたのか訊ねると、一緒に住んでいた友達に預けているという。

帰ってきた理由は東京で住むのに疲れたからだそうで、また疲れが取れたら東京へ行くかも知れないので、おもな道具はそのまま残してきたらしい。

まあ、知佳も大人なので本人のしたいように任せておいた。

知佳が帰って来てリビングのドアを開けて中へ入る。

もちろんクロとミルは長い間知佳とこの家で住んでいたので知佳を覚えているが、問題はマシュである。

まだ幼少の時に別れ、知佳と一緒に住んでいた期間も短いし、一時的に預けられていたこともある。

はたして知佳を覚えているのだろうか。




リビングに入って来た知佳にマシュが近づいてゆく。

そして知佳の足元に行くと「クンクン」と匂いを嗅いでいる
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