天国のマシュに会いたい
窓には網戸があるので外には出れない。
その窓から外を見ているマシュが、飛ぶ鳥を目で追いかけて、近くの電線や木に止まって鳴いているのを見て
「カッカッカッ」
と小声で発しながら身構えている。
鳥を捕まえたいのであろうが、網戸があるのでどうしようもない。
しかたなく移動する鳥を目で追っている。
五分か十分もするとミルも上がってくるが、クロは二階へ上がらないように躾けてあるので来ない。
もう暖かくなったので、二匹でくっつきあって寝る必要も無いので、ミルはクロをリビングへ残して二階へ上がってくる。
ミルも窓から外を覗くのだが、マシュのように身構えて鳥を狙うような仕草をすることは無い。
もともとが、あまり遊ばない。
私が寝ながら新聞を読んでいる間、ミルはすぐにベッドの蒲団の上に上がり寝転んでいるのだが、マシュはうろうろと、あちらへ行ったり、帰ってきたりしている。
私の寝ている横を通る時には、ちらっと私を見ながら歩いてゆく。
そのうちにマシュもベッドに上がり身体を舐めて毛づくろいを始める。
そして午前八時半が来ると千恵子が仕事へ行かなくてはいけないので起き上がるのである。
その窓から外を見ているマシュが、飛ぶ鳥を目で追いかけて、近くの電線や木に止まって鳴いているのを見て
「カッカッカッ」
と小声で発しながら身構えている。
鳥を捕まえたいのであろうが、網戸があるのでどうしようもない。
しかたなく移動する鳥を目で追っている。
五分か十分もするとミルも上がってくるが、クロは二階へ上がらないように躾けてあるので来ない。
もう暖かくなったので、二匹でくっつきあって寝る必要も無いので、ミルはクロをリビングへ残して二階へ上がってくる。
ミルも窓から外を覗くのだが、マシュのように身構えて鳥を狙うような仕草をすることは無い。
もともとが、あまり遊ばない。
私が寝ながら新聞を読んでいる間、ミルはすぐにベッドの蒲団の上に上がり寝転んでいるのだが、マシュはうろうろと、あちらへ行ったり、帰ってきたりしている。
私の寝ている横を通る時には、ちらっと私を見ながら歩いてゆく。
そのうちにマシュもベッドに上がり身体を舐めて毛づくろいを始める。
そして午前八時半が来ると千恵子が仕事へ行かなくてはいけないので起き上がるのである。