天国のマシュに会いたい
たまにマシュがリビングでボーっと待ちくたびれて座っている時に、そろり、そろりとキッチンから近づいてゆき、急にクッションなどをマシュに目がけて放り投げると、油断していたのか驚いて一メートルくらい跳び上がるのが面白かった。
しかし、すごいジャンプ力であった。
知佳は時々マシュを撫でてはやるが遊ぶ事は無く、遊ぶのはもっぱら私であり夕方の散歩は千恵子であった。
ただ朝のうちは蚊が出ないので私は朝の散歩にマシュを連れて出してやるようになった。
相変わらずに私の仕事はたまにしかこなかったので、生活費は預貯金を取り崩し株を売り現金に換え、精神的には非常に辛い日々であった。
仕事をもう一度お願いしに行っても、一度離れた顧客は簡単には戻ってこない。
そのうえ私の父親も母親も未だに入退院を繰り返している。
みんなが入院してしまって、以前ほど仕事ができないという状態ではないのだが、それでも病院へは時々行かなくてはいけないし何かと雑用もある。
値段を下げて仕事を取ろうとすると足元を見られて、もっと値段を下げろと言われるし、どうにもこうにも困った状況であった。
私にとってはマシュだけが癒しであり救いであった。
もしマシュが居なければ自殺したいほど苦しくなってきていた。
精神的には、ずいぶん参っていたのだった。
しかし、すごいジャンプ力であった。
知佳は時々マシュを撫でてはやるが遊ぶ事は無く、遊ぶのはもっぱら私であり夕方の散歩は千恵子であった。
ただ朝のうちは蚊が出ないので私は朝の散歩にマシュを連れて出してやるようになった。
相変わらずに私の仕事はたまにしかこなかったので、生活費は預貯金を取り崩し株を売り現金に換え、精神的には非常に辛い日々であった。
仕事をもう一度お願いしに行っても、一度離れた顧客は簡単には戻ってこない。
そのうえ私の父親も母親も未だに入退院を繰り返している。
みんなが入院してしまって、以前ほど仕事ができないという状態ではないのだが、それでも病院へは時々行かなくてはいけないし何かと雑用もある。
値段を下げて仕事を取ろうとすると足元を見られて、もっと値段を下げろと言われるし、どうにもこうにも困った状況であった。
私にとってはマシュだけが癒しであり救いであった。
もしマシュが居なければ自殺したいほど苦しくなってきていた。
精神的には、ずいぶん参っていたのだった。