天国のマシュに会いたい
夕方の気温は半袖だと暑くも無く寒くも無くとてもここち良かった。

蚊取り線香に守られて蚊は来ないし気持ちよくマシュの散歩を眺めていた。

マシュは歩きながら時々

「クルル、クルル、クルル・・・」

と小さく音を鳴らしながら歩く。

喉から音を出しているのか、鳴いている様子では無い。

このような猫も初めてであったが、その声というか音がとても愛らしかった。

身体を撫でてやったりした時に気持ちよくてゴロゴロと喉から出す音とは違い、いったいどこから出しているのか分からなかったが、何とも言えない可愛さがあった。

「クルル、クルル、クルル・・・」

と言いながら歩くマシュを私は手で身体を撫でる。

するとマシュの毛は深くて柔らかく、感触がとっても気持ちよく感じた。




六月も中旬を過ぎる頃には、もともと少々暑がりの私は暑く感じるようになってきて、寝汗を掻くので私は寝るときの布団をタオルケットに替えてもらった。

私は夕食の支度をするために買い物に行く。

そして家に帰ると夕食の支度をする。

マシュの散歩を千恵子に任せているので私がしないといけない。

時々、朝の散歩にマシュを出しているといっても朝は十分くらいで時間が短かった。
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