天国のマシュに会いたい
だからマシュと遊ぶのは夜の寝室での遊びだけとなってしまう。

マシュとの遊ぶ時間が短くなってしまうので、私は小説を書いている時間以外はできるだけマシュと遊んでやろうと、マシュが寝ていなければ日中も一緒に遊んでいた。

一、二の三で階段の下から寝室まで競争をするのである。

スタートは、フライングで私が駆け上がって行くが、すぐにマシュは追いつき追い越して寝室へ入っていく。

そして私が遅れて寝室に入ると

「遅いのう」
とでもいうように、ベッドの上でこちらを向いて待っている。

私がベッドに到着して上に上がるとバトルが始まる。

新しく買ってきた猫じゃらしを使い、私の使用しているタオルケットを利用して、タオルケットから猫じゃらしを出したり入れたり横へ走らしたりする。

すると、ものすごい勢いでマシュはタオルケットに突っ込んでくる。

私は猫じゃらしが捕まらないように必死で逃がすのだが何度も取り押さえられる。

今まで何個の猫じゃらしを買い換えたことだろう。

すぐにぼろぼろにされてしまうのである。

ベッド上での激しいバトルは飽きることなく続くのだが、時々マシュは

「ハア、ハア、ハア・・・」
と休む。
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