天国のマシュに会いたい
私はそっと手を伸ばしマシュを撫でる。

するとマシュは目が覚めて薄目を開け

「チュパ、チュパ、チュパ・・・」
と腕を吸い始めて、手のひらをまるで乳を吸うように、ぐうぱーしている。

そんなマシュを見ていると、いとおしくてたまらなかった。

そしてそのまま、やさしくやさしくマシュを撫でるのであった。

どのくらいの時間が経過したか分からないが、そろそろ起きて小説を書くか夕食の支度の準備をするか買い物に行くかしなければならない。

それで起き上がりリビングへ下りると、数分も経つか経たないうちにマシュが下りてくる。

私のあとを追いかけるように・・・

私はマシュが可愛くてマシュの居ない生活が考えられなくなっていた。




そして六月が過ぎて運命の七月がやってくる。

七月になると日中はエアコンをつけないと暑く感じるようになる。

私は猫たちとエアコンをつけているリビングで過ごすようになる。

しかしマシュとの寝室のベッド上でのタオルケットを利用してのバトルは、だいたい毎日続けていた。

時には私がしんどくて横になるが、二階の寝室は暑いのでエアコンのきいているリビングで横になっていた。
< 95 / 220 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop