天国のマシュに会いたい
そのまま眠くなって眠る時もあれば三十分くらい横になるだけの日もあった。




仕事がこない。
もともとから夏は仕事が減るのだが、まったく仕事の依頼がこない。

朝の六時半頃に目が覚めると、いつものように新聞を取りに玄関に行きリビングのドアを開け放してくる。

するとマシュがすぐに出てきて、私と競走をして寝室まで上がることもあった。

ほとんどいつも私とマシュとで寝室に上がる時は競争をしていた気がする。

常にマシュの勝利であったが面白かった。

五月にマシュの予防注射をした時には体重が4,5キロになっていて、来た頃に比べると倍以上の大きさになっていたので、この頃にはもう少し大きくなっていたと思う。

マシュは毛が深くて膨らんで見えるので実際の体重以上に大きく見えるのである。

私は夏が暑くて嫌いである。

マシュにとっては我が家に来ての初めての夏であるがどうであろう。

もともと猫は寒がりで暑いのは平気な気がするが、マシュは毛が深いので暑そうである。

リビングはエアコンをつけているので涼しいのだが日中の寝室は暑くてたまらない。
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