天国のマシュに会いたい
私はマシュの異変が気になりマシュのところへ行こうとすると、マシュはまた立ち上がると左足を引きずりながら階段を下りてリビングへ戻っていく。

私はマシュを追いかけてリビングまで下りて、マシュの左足を擦ってやり腫れたり傷がないかを見てみたが表面上はどうもない。

しかし触られるのを嫌がる。

しばらく見ていたが落ち着きがなく、あちらこちらと左足を引きずって移動しては左足を舐めたり

手を
「チュパ、チュパ・・・」
と吸って、気を紛らわしているように見える。

私は千恵子が目を覚ます時間が近づいていたので、千恵子を起しに行きマシュの様子がおかしいことを伝えた。

千恵子もリビングへ下りてきてマシュの左足の異変を見て病院に連れて行かないといけないと言った。

私と千恵子はマシュが誰かに何かの拍子に左足を踏まれでもしたか、または自分でどこかで打ったりでもして痛めたのかと思っていた。

千恵子が外へ出れる用意が整うのが済むと、マシュを二人でいつもの病院へ連れて行ったのだが、左足の痙攣は幾分ましになっていたが先生が触れようとすると怒る。

左足を充分診てもらったが、やはり腫れや傷は無い。

いったいどうして左足を痛がっているのか。
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