結婚しました!
腕がしびれる感覚で目が覚めると、

また、

音々が俺の布団に入り込んでいた、

また寝ぼけたのか。


俺の腕を枕にして寝るとはいい度胸だ、

朝から襲ってくださいって言ってるようなもんだろ。


そろそろと抱き寄せると、

ぎゅうっとしがみついてきた。


おいっ~~~


シャンプーの甘い香りが俺の花をくすぐる。


頬にキスすると

バチッと大きな目を開いた。


「おはよ。」


俺が言うが早いか、


「きゃあっごめんなさい!」


慌てて俺から飛び退いた。


「傷つくなあ、結婚して初めての朝だぞ。


 言っとくけど、俺の布団に入ってきたのは音々だからな。」


「はい、すみません、すみません。」


結婚しても変わらない音々に俺は苦笑した。







 

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