結婚しました!
う~ん

「なんですか?」


「できるなら、合わせたくないな。」


「どうしてですか?」


「あいつ、結構かっこいいんだよね。

 音々に会わせるのちょっと心配。」


俺もどうも最近、ヤキモチ焼きになってる

音々を他の奴に会わせるのは、

極力避けたい。


「八起さん。

 嬉しいです。

 そんなに私が好きですか?」


「うっ」

いたずらそうに覗き込む音々。


「音々のくせに生意気だぞ!」


そう言ってソファーに押さえつけた。


「や、八起さんまだ昼間ですよ。」


「音々がいれば俺はどこでも発情するんだよ。

 覚悟して!」


音々はくすりと笑って、


「覚悟します。」

そう言って目を閉じた。


 
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