結婚しました!
「お二人にも、きっと直ぐですよ?」


「え?」


俺にコーヒーを勧めながら

彼女は微笑んだ。

音々に絵本を読んでもらって、

はしゃぐ舞蝶ちゃんを眺めながら、


「仲がよろしいようですもの、
 
 すぐできますよ、赤ちゃん。」

と、囁いた。


「あ、赤ちゃん???」


「あら、まさか避妊してらっしゃるんですか?」


「え??


 そ、それは一応は…」


「ダメですよ!いい年なんですから、

 早く作るに越したことはないです!ねえ和司。」


「お前、それもっとソフトに言えないの?

 セクハラだぜ、会社にいたら、

 ま、そうけしかけるために呼んだんだけどな?」


「え?そ、そうなのか?」


「ママ友にしたいらしいんだ、音々さんを。」



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