結婚しました!
「優しいから。どうしていいかわからなくって、
怖いんです…
優しくされると…」
「音々?」
俺が、音々に触れようとすると、びくっと
体を固くした。
?
今まで、俺が何を言おうが、
のれんに腕押しのようにヘラヘラしてた音々が、
突然俺を全身で拒否している。
なんなんだ一体。
「優しくちゃダメか?」
首をプルプル振る。
だけど怯えた目で俺を見て
困った顔をする。
「ごめんなさい。」
わけわからん。
「わかった。」
極力冷静を装って、
行きつけの居酒屋に音々を連れて行く。