結婚しました!
2度目の訪問となる音々の実家。

招かざる客。

しかし、避けて通れないと悟っての、

招待(?)の電話。

対策を練っているに違いない。

音々は相変わらず、さして気にした様子もなく、

笑顔で俺の服の袖を握っていた。

音々はこの家の血を引く者だってことを知った上で、

音々を追い出した。

昔ならいざ知らず、今時、維持費にお金がかかるこんな旧家

大した遺産とはなら無い、

しいて、音々が相続するとしたら父親の保険金位らしい。

理由があるとしたら、

噂かもしれない。

父親のと音々の実母と義母姉妹のスキャンダラスな噂。

父親が亡くなった今、音々がいなくなれば、

この家系から一切不都合な事実が消える。


大丈夫

音々は俺がを守る。





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