アタックNo.4
こうして、新生バレー部には大きな目標ができた

試合当日、タクシー使わない!

じゃなくて…

先輩達が必死で守ったランクまで上げる!

だって修学旅行を蹴ってまで守ったんですもんね、先輩?





今日も私はまた思う

あーこんな部活、早よ辞めたい辞めたい辞めたい

どないしたら、辞めれるかなぁ

そんな事を考えながらも白球を体育館の床へと打ち込む

バシッ!!

気持ちのいい音が体育館に響く




案外、バレーボール嫌いじゃないかも…




バレー部に入り三度目の春が過ぎ

暑い季節をまた送った時

漸く、私はそう思えた




引退試合はすぐそこまで迫っていた






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