恋はいっぽから!(続編)~夜明けの珈琲~
彼女が高校を卒業してから…、3年とちょっと。
俺は相変わらず教師を続け、一歩は現在、大学…4年。
遠距離と忙しさから、滅多に会うことなどなくて…。
たまに、彼女が里帰りするそのタイミングで…会う他なかった。
会いに行こうと思っても、基本的に…彼女はバイト三昧。
下手に邪魔してはいけないだろうと…、行ったのはたったの1回きり。
かといって、毎日電話をする訳でもなければ、メールも決してマメではない。
近くにいる時から、そういうことは割り切っているようだったから…気にしたことは余りないけれど。
けれど……、
その分だけ。
まだまだ…知り得ない部分がある。
そもそも彼女がここに来るのは…いつぶりだっただろう。
思い出せないくらいに…、遥か遠い日のように…感じた。