君から、私へ。 私から、君へ。

街中をパジャマで走っているせいか、変な目で見られる。


だけど今はそんなことはどうでもいい。





息も絶え絶えになりながら、やっと病院についた。

入り口には小林くんが。


「…綾瀬さん!」

「小林、くん…っ、
…麻緒は!?」

「今手術してる…

…外傷と出血が酷くて、かなり危ないって…」

「そんな…っ」

「とにかく中に入ろう、案内するから」

「…う、ん」


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