君から、私へ。 私から、君へ。
『えーーっと、梨柘さーん
聞こえてる?
…えー、
梨柘さん!お誕生日おめでとうございます!!!!!!!!!
えーっと、僕、白神麻緒は、今回梨柘さんにどうしても伝えたいことがあり、このメールと動画を送らせていただきました!
…なんかちょっと日本語おかしいな…まぁいいか。
…あ、「なんで動画なん」とか言わないでね!
大人の事情ってやつが色々あるの!!』
どうやら緊張しているらしく、しきりに首元を触る麻緒。
…昔からそうだった。
緊張したときにはいつも首元を触ってさ。
だから発表会とかではいつも首元を触ってたっけ。
『…いや小林、やっぱまた今度に…』
『お前それ何回目だよ!!!!!!いい加減にしろ!!早く言え!!!!!!!!!!!!』
…小林くんが撮ってたのか
『……梨柘!!』