君から、私へ。 私から、君へ。
「聞いて驚くなよ?
…小林ったらさ!!『昨日から作ってたケーキが史上最高の美味さだ』って言ってきたんだぜ!?
これはもう食いに行くしか!!」
「…お、おう」
そう言えば麻緒は甘いもの好きだったもんなぁ…
目の前で目をキラキラさせながら力説する麻緒を一瞥してから時計を見る。
時刻は9時ちょっと過ぎ。
こんな時間になんでケーキ作ってるの、小林くん。
なんてツッコミはしないでおこう。
「どんなケーキなんだろうな!」
「さぁ?」
「梨柘はどんなケーキがいい?」
「んー…
やっぱショートケーキ、かな」
私の言葉に対して麻緒はフワリと笑い、
「やっぱり、そう言うと思った!」
と言った。
「え…?」
「梨柘、昔からショートケーキ好きじゃん」
…覚えててくれたのか。
たったこれだけのことだけど、とても嬉しいと思う。
「…麻緒はチーズケーキ好きだよね」
「あ、覚えてた?
あの濃厚な感じがたまんないよなー!!」
幸せそうに笑う麻緒に、思わず私まで笑みがこぼれる。
「あ、ここが小林の家だよ!」
…小林ったらさ!!『昨日から作ってたケーキが史上最高の美味さだ』って言ってきたんだぜ!?
これはもう食いに行くしか!!」
「…お、おう」
そう言えば麻緒は甘いもの好きだったもんなぁ…
目の前で目をキラキラさせながら力説する麻緒を一瞥してから時計を見る。
時刻は9時ちょっと過ぎ。
こんな時間になんでケーキ作ってるの、小林くん。
なんてツッコミはしないでおこう。
「どんなケーキなんだろうな!」
「さぁ?」
「梨柘はどんなケーキがいい?」
「んー…
やっぱショートケーキ、かな」
私の言葉に対して麻緒はフワリと笑い、
「やっぱり、そう言うと思った!」
と言った。
「え…?」
「梨柘、昔からショートケーキ好きじゃん」
…覚えててくれたのか。
たったこれだけのことだけど、とても嬉しいと思う。
「…麻緒はチーズケーキ好きだよね」
「あ、覚えてた?
あの濃厚な感じがたまんないよなー!!」
幸せそうに笑う麻緒に、思わず私まで笑みがこぼれる。
「あ、ここが小林の家だよ!」