secret name ~番外編~
色々な妄想で盛り上がっている彼女?の横で、クアットロは小さな声でセッテに話しかけた。

「・・・お前、仕事場で距離取るの、下手だろ。」

焼酎の入ったグラス片手に、クアットロは座った目で鋭いところを突っ込んでくる。
「はぁ・・・そう、みたいですわ。」
「ま、お前の仕事、難しいんだよな。」
半分ほど残っていたグラスの液体を飲み干し、クアットロは続けた。
「お前みたいにプライベートに突っ込んだような仕事はさ、距離取れっつーほうが難しいんじゃね?同じ男ならまだしも、女相手にお前の顔と性格じゃ、な。」
「そんなもんやろか?」
長い長い溜め息をクアットロは吐きだす。
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