secret name ~番外編~
「あー・・・どないしよ・・・」

部屋でセッテが唸っている。
ノーヴェはバイクのヘルメットを磨く手を休めないまま、彼の言葉の続きに、耳だけ傾けた。
もう、すっかりそれが当たり前になっている。

「年賀状、書いたはええけどなー・・・」

誰にかは分からないが、そんな季節だ。
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