secret name ~番外編~
セッテも大型バイクの免許は持っているが、自分のバイクは持っていない。それに、ノーヴェから乗りたいと言ったから、自分の出る幕ではないだろう。
(一人でツーリング行かれるかと思たわ。)
冷たい風を受けながら、ヘルメットの中で安堵する。
年末とあって混みあう道路を、バイクはうまくすり抜けて走っていく。
そのうち、見慣れた景色になっている事に、セッテは気が付いた。
(ここ、高村さんの会社やん・・・!)
ノーヴェも勤めていた、あの会社の前で、バイクは停まる。
開いてさえいない会社に、何の用事があったのか。
「ねえ、あの人の家、どこ?」
「は?!」
ヘルメットをかぶったままの会話は、どうしても大声になってしまう。
それにしても、あの人の家とは。
「あの人って、誰やねん。」
「・・・タカなんとかさん。」
「高村さんのことかいな。」
ノーヴェは、頷く。
(一人でツーリング行かれるかと思たわ。)
冷たい風を受けながら、ヘルメットの中で安堵する。
年末とあって混みあう道路を、バイクはうまくすり抜けて走っていく。
そのうち、見慣れた景色になっている事に、セッテは気が付いた。
(ここ、高村さんの会社やん・・・!)
ノーヴェも勤めていた、あの会社の前で、バイクは停まる。
開いてさえいない会社に、何の用事があったのか。
「ねえ、あの人の家、どこ?」
「は?!」
ヘルメットをかぶったままの会話は、どうしても大声になってしまう。
それにしても、あの人の家とは。
「あの人って、誰やねん。」
「・・・タカなんとかさん。」
「高村さんのことかいな。」
ノーヴェは、頷く。