secret name ~番外編~
場所は覚えているが、そんな事を聞いてどうするのか。
まさか、行くつもりなのか。
「聞いてどないするん?」
今まで接点などほとんどなかったはずなのに、一体どうしたというのだろう。

「渡したいものがあるから。」

ノーヴェはそれ以上口を開いてくれなかった。
これはドライブだから、会社の規則には違反しない・・・はず、だ。
渋々セッテは最寄りの駅名を伝え、バイクはまた走り出した。
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