明日も桜が綺麗に咲いています
光が差し込み始める。

ああ、夢の時間が終ろうとしているのだ。

「来世で歳三さんがまってます!!だから!!!今を精いっぱい生きてください!!」

目が覚める前に何とか伝えようと叫ぶ。

前世の私は不思議そうにでもたしかにこくんと頷く。

その刹那。

前世の私を包む姿が見えた。

歳三さん、だ・・・・

愛おしそうに大切そうに前世の私を抱きしめていた。

「やっぱり、いつもそばにいてくれたんですね・・・・」

呟きと共に私はゆめから覚めた。

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