明日も桜が綺麗に咲いています
今にも消えそうな前世の私。

今の私になにができる?歳三さんの姿を見せてあげることもできないのに。

でも、放っておくことなんかできない。

私はたまらず走り出した。

「え・・・誰?」

私の姿をみて驚く彼女。

あたりまえだ。

この場所はわたしと歳三さんしか知らない場所だ。

そんな場所に知らない人がいるだけで驚くだろう。

「あの・・・えっと・・・・」

勢いで飛び出したのはいいがなんて声をかけたらいいのかわからなかった。

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