詩集 詩悪魔 ―Daimon Poiesis―
骸炭
『骸炭』
ああ…燃え尽きてよ
もう君には触れられないんだ
いまから降りていく
墓穴?沼?
埋めこまれた灼熱に
また身悶える
予期せぬ発作とか吐逆とか
息があがる…苦しい
何度繰り返せば終わるんだろう
永遠の灼熱の地獄
そうさ終わらないで
冷めないでと
願って乞うて朽ち果てた日
もう要らないから
そんな契約はもう
何を願ったかを知るんだ
肉と骨で
そうだ焼かれて折られて
砕かれる
永遠のロンド永劫の火
願ったものがなにかということを
願った時には知るすべがない!